『親鸞聖人御消息』第25通
往生を不定におぼしめさんひとは、まづわが身の往生をおぼしめして、御念仏候ふべし。
わが身の往生一定とおぼしめさんひとは、仏の御恩をおぼしめさんに、御報恩のために、
御念仏こころにいれて申して、世のなか安穏なれ、仏法ひろまれとおぼしめすべしとぞ、おぼえ候ふ。
よくよく御案候ふべし。このほかは、別の御はからひあるべしとはおぼえず候ふ。
浄土真宗は、大聖釈迦牟尼仏の説かれた
『大無量寿経(だいむりょうじゅきょう)』を本として、
親鸞聖人が明らかにして下さった法です。
釈迦仏は、その生涯に数多くの教えを説かれたが、
要は生死の迷界を離れて、悟りの世界に到る道を示されたものです。
それらの教えの中で、私どもが真に迷いを離れて
悟りに到ることのできる法は、
浄土真宗のほかにはありません。
浄土真宗とは往生浄土の真実の宗旨という意味で、
阿弥陀仏の願力によって、いかなる者も救われる法なのです。
